主要鍵メーカー

主要な鍵メーカーをご紹介します。

トップメーカーのMIWA

日本国内には色々な鍵メーカーがあるのですが、最もシェアが大きいのがMIWAです。

正式な社名は美和ロック。
その歴史は古く、設立されたのは1945年。
美和ロックは鍵だけを生産しているのではなくて、ドアの周辺に設置する建築金物も生産しています。
シリンダーにも色々な種類があり、最もベーシックなのがU9シリンダーです。
このシリンダーは、防犯性にも優れているのに加えて、非常にコストパフォーマンスが良いのが特徴です。
PRシリンダーは、リバーシブルで使用することができる鍵で防犯性も高くなっています。
JNシリンダーになると、安全性が非常に高くなっておりまして、耐ピッキング性能は10分以上です。また、チェンジキーシステムも実装されています。
チェンジキーシステムとは、入居している人が変わったときに、シリンダーの交換をすることなく以前使用していた鍵を無効にするシステムです。
賃貸オーナーの方が設置するなら、このチェンジキーシステムを実装しているLBシリンダーやLB-Jシリンダーが良いでしょう。

GOAL、WEST

GOALは日本で初めて、シリンダー錠の国産化に着手しました。
代表的な製品は「V18」「GRAND V」シリンダーです。
120億の鍵違い数を持つ「V18」、さらには1,000兆2,800億通りの鍵違い数を実現した「GRAND V」を実現しました。
また、電気錠(電子キー)、カードロックシステム、指紋などによる生体認証、集合住宅の宅配ボックスやエレベーターとの連動などの分野でもGOALの鍵やシステムが広く使われています。

WESTは1933年に創業されました。
引き戸が主流だった60年代は引戸錠「CLロック」、引戸自動開閉装置の「トジール」などを開発。
70年代は電気錠「ウエスター21」、80年代にはワンアクションで開閉が可能な「プッシュプルロック錠」を開発して注目を浴びてきました。
又、それと同時に取り組んできたOEM製品の提供が急速な時代の変化に合わせて、大きな比重を占めています。
現在は戸建住宅で多く採用され、ミサワホームとセキスイハウスのOEM錠が多く使われています。
引戸錠のシェアはNo.1で、 機能美にあふれる製品が多い。
代表的な製品は916/917シリンダーでしょうか。対応機種が多い防犯シリンダーです。

KABAとALPHAについて

鍵メーカーは色々ありますが、KABAとALPHAは比較的シェアの高いメーカーだと言えます。まずはKABAについてですが、KABAは通常の鍵だけを生産しているのではなく、セキュリティゲートなども生産しています。これは空港やオフィスなどで活用されているものでして、センサータイプなど様々な種類があります。
ディンプルキーシリンダーのパイオニアとしても有名でして、世界で初めてリバーシブルで使用することができるディンプルキーを開発しました。kaba star neoやkaba aceなどの商品があり、不正コピーを防止するシステムを実装しているkaba star neo、非常に便利でコストが安いkaba aceという特徴があります。
また、電源や電池を使用することがない自己発電をすることができるプッシュボタン錠のkaba powerplexという商品もあります。

ALPHAについても、自動車部品から住宅用の鍵まで様々な商品を生産しています。1000というベーシックなタイプの南京錠から、ワンタッチで開け閉めすることができるPASSIVE KEYシリーズという商品もあります。3690-FLというハンドルロック形式の鍵や、IEB-70という宅配ボックスも販売しておりまして、ALPHAの特徴は非常に多くの種類の鍵を生産しているということです。